「渋谷物語」レポート1

7月吉日、梅雨明けを直前に控えた、メチャ暑!の日から、「渋谷物語」の撮影が始まりました。監督は「ちょうちん」や「螢」「集団左遷」の梶間俊一さん。渋谷に実在した伝説の愚連隊「安藤組」の映画は、今迄も何度か映画のモチーフに使用されていますが、今回のシナリオの第一ページに、「私のこれまでの全ての作品は、この映画の序曲にすぎなかった。・・・・安藤昇」とあります。
原作は安藤昇さん御本人が書かれた、「激動」(双葉社刊)です。まだ撮影は始まったばかりなんですが、旧帝国海軍の特攻隊の生き残りになってしまった主人公が、廃虚になった新宿の街角(闇市)に現れる場面から撮影が開始され、高崎にある巨大な廃工場の敷地内に、「当時の新宿の闇市」が再現されました。連日、朝4:30起床で、高崎までロケバスで通っています。朝4:30て言うのは、まだ新聞も届いてません、なんか小学校の時、朝起きして通ったラジオ体操を思い出してしまいました。
時代は、戦争末期から、戦後の闇市時代を経て、昭和33年まで、人間の考え方ばかりで無く、ファッションや、町並みまでコロコロ変わって行く時代なので、各パート、普段の映画の3倍分位の準備が必要になりました。かく言うガンエフェクト担当としましても、主人公の銃だけでも、大戦中の旧軍の96式軽機から始まり、M1カービン、M1カービンソードオフモデル、コルト1911・A1と4種類も使い分けます。
取りあえず高崎ロケの速報からお届けしますネ!
闇市のシーンには連日250人のエキストラさんが動員され、炎天下のもと、快調に撮影が開始されました。当時の新宿をリアルに再現したオープンセットで、まずは復員してきた主人公と、当時の新宿を仕切っていた関東河津一家総長・河津利三郎氏との出会いのシーンから撮影が始まりました。
今回の撮影で一番ビックリしたのは、エキストラで来ていたこのオジさんから声を掛けられたコトです。
実はこの方は、ウチの奥さんの勤めている会社で先輩だったOさんで、僕達の結婚式にも出席して頂いている方だったんです、現在は定年で会社を退かれて、エキストラ派遣会社で「第2の人生」を楽しんでらっしゃるとか・・・・「ボケ防止(失礼!)には動くのが一番!」ですからね。
「アレ!見た様なヒトが・・・・?」と思ったらアームズマガジン誌の編集長の小川軍曹殿ではありませんか?
じつはこの日、編集部の木村氏(キムくん)と共に、取材も兼ねて見物に来てくれました。衣装?モチロン御自前ですヨ!
でもこの雰囲気にはとても良く合ってますよね!
主人公の海軍特攻隊での戦友、藤原達夫役の、榎木孝明さん、テレビの浅見光彦役のオットリしたイメージが有りますが、実は御本人は武道の達人で、バッチリ!決まってますよね!
主人公、安藤昇さんの役の村上弘明さん(奥)はM1カービンを使用して頂きました。
安藤さん御本人が、「カービン銃を使用した…」とおっしゃってるそ〜で、まあ日本軍にもカービン銃は存在するんですが、(「カービン銃」とは「騎兵銃」のコトなので、日本軍的に表現すれば「○×式騎兵銃」となります、御存知ですよネ!)まあ「騎兵銃」と仰らずに「カービン銃」と言われているので、当時なら99%M1カービンだろう(?)との判断で、この銃にしました。
同じでもつまらないので、榎木さんの方はガーランドを使用していただきました。
2人とも大柄なので、アメリカ兵用の銃も結構似合いますネ!