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「七人の侍」は言うまでも無く黒澤明監督の最高傑作なんですが、僅か45才位でメガホンを取った作品と言うのも驚きですよね。
ボクがマイビデオを持っている数少ない作品のひとつで、1000回位観ているんじゃあ無いでしょうか。不思議な事に観る度に新しい発見が有る作品なんです。
先日も1000何回目(ホント?)かに観ていたら、また新しい発見が有りました。
ラストの大雨の中の合戦シーンは、そのスケールや迫力に於いて、その後の(現代に至るまでの)時代劇でこの場面を上回るシーンは観た事無いと言われる程の傑作。このシーンは、ハリウッドの西部劇、当時ならJ・フォードやセシル・B・デミルあたりの西部劇に登場する、枯れ草の玉が転がる砂嵐の決闘シーンをオマージュしたものだと聞きましたが、作品の設定上でも「雨を降らせる」必要があった(?)のでは無いかと思い当たったんです。
劇中七人の剣豪の内4人が討ち死にするのですが、その4人全員が刀の切り合いでは無く種子島(火縄銃)で絶命したと言う事を御存知でしたか? それも1発の弾丸で絶命しているんですよね(もし今度ビデオでも御覧になる時チェックしてみて下さい)。黒澤監督にとって、銃は剣よりも強い物なんでしょう。
その後撮影された「用心棒」でも剣豪桑畑三十郎(三船敏郎さん)と互角に戦ったのは新式鉄砲を持った新田の卯の吉(仲代達矢さん)だけでしたし、「影武者」は当時最強と言われた武田騎馬軍団を、織田方の足軽の鉄砲隊が全滅させるお話です。つまり「七人の侍」のラストシーンで、雨が降っていなくて野武士が種子島を使えれば戦の勝敗も変わっていたかも」知れません。
あのラストシーンが「パン!パン!パン!」で終わっちゃったら、とっても面白く無いですもんねえ。 |
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