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映画のロケーションに暑い寒いは言って居られません。真夏に真冬のシーンを撮影する事だって有りますし、その逆も有ります。
ボクは瀬戸内の温暖な気候でノホホ〜ンと育っている為か、あまり過酷な現場は得意では有りません。
しかし、そんな現場が大好きなスタッフも居ます。先年ガンエフェクトを担当した「WHITE OUT」のロケーションは半端じゃあ有りませんでした。黒四ダムやその近辺、新潟県の北魚沼郡あたり(コシヒカリの産地です)がメインのロケ場所だったんですが、銃撃戦は全てナイトシーンで、深夜になると、氷点下20度を下回ります。居眠りをしたら絶対死んじゃう気温です。実際に現地のホテルの従業員の人にも「エ〜ッ、今夜徹夜で撮影ですか?・・・死んじゃいますよ!」と言われてしまいましたが、何とか凍死もせずに生還出来ました。
その翌年の冬今度は「光の雨」と言う、30年前に起こった浅間山荘事件を扱った映画で、事件のあった軽井沢での撮影が諸事情で不可能だった為、北海道の知床にロケセットの山荘を建設して撮影が始まりました。この現場も、夜になると氷点下20度〜25度まで下がります。ここまで寒い気温で息をすると肺のあたりが痛くなって来ます。30分も戸外にいると肺の中まで氷点下になる為(?)なのか、吐き出す息も白くならなくなって来ます。こんな経験が出来るのも映画に関わっているからなんですが、あんな寒い現場は暫く御免被りたいですね。
そう言えば、J・キャメロンの 「タイタニック」で、タイタニック号が沈没したあと、水面に浮かんでいる人達が白い息をしているシーンを思い出しました。あのシーンはメキシコ国境に近い暖かい場所に有るセットの中でで撮影されたため、白い息をわざわざCGで書き込んでいましたけど、氷点下の海中に浮き沈みしている人からは、あんなに白い息は出ません、絶対に!
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