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後輩のスタントマンの大橋明君が、ある日嬉しそうな声で電話して来ました。「今度ガメラやるんです」「ほ〜良かったね、でガメラで何やるの?」「ガメラです!」「そりゃ、あんた主役じゃあないかスゴイスゴイ!」。そこで、差し入れを持って「ガメラ2レギオン来襲」の特撮班のスタッフルームに遊びに行った所、その日の内に本編班にスカウトされて、ガンエフェクトを担当する事になりました。『ついでに出演も』と言うことで「電信柱に掴まる自衛隊員」と言う役(?)を頂きました。
ガメラが札幌の街に飛来して吠えると突風が発生するので、電信柱に掴まって怖がっている自衛隊員の役です。聞く所に寄れば同じ設定のシーンが昔の特撮映画「空の大怪獣ラドン」にあって、当時自衛隊からクレームが付いたと言う曰く付きのシーンなんだそうで、ゲスト役として置いてあった(とっても美味しい)役だと言う触れ込みでした。
撮影がクランクアップして暫くしたら、アフレコのスケジュールが入って来ました。アフレコと言うのは、台詞等を後から録音するコトなんですが、ボク台詞なんか喋っていません。「ぎゃ〜あぁ!!」って言っているだけなんです。なんか変だなあと思いながらも、アフレコに臨みました。
「もう少し長めに」「次は少し短く」「絶叫型で!」等々、悲鳴を10テーク位録音して咽がガラガラになった頃OKが出ました。
後日打ち上げパーティか何かで、音声さんから「いや〜助かりました、実は現職の自衛隊の人やエキストラさんのパニックシーンが結構有って、その人達の悲鳴をどうしようかと思っていたんですよ!」と言われ、後日試写会で観てたら、ボクの悲鳴の声と思われる声(自分の声は分かりますからね)が随所に使われていました。
ちなみに自分の出番では、ガメラの鼻息が激しくて、ボクの悲鳴は良く聞き取れませんでした。 |
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