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浅田次郎さんの小説に「活動写真の女」と言う作品があります。撮影所に居着いた美人の大部屋女優の幽霊のお話なんですが、何処の撮影所にもこんな話のひとつやふたつは有ります。幸運な事にボクはまだお目に掛かる機会に恵まれては(?)いませんが、ボクが良く仕事をさせてもらう松竹京都映画撮影所には、正門ではなく普段は閉じている通用門があります。
この門の外は普通の住宅街なんですが、この住宅街の家をロケセットにお借りする時など、徒歩移動でこの門を使用する事があります。門を出る時には気が付かないのですけど、帰って来た時、門の脇の一坪位のスペースに古い石塔が建っているのが目に止まりました。
どう見ても撮影所の敷地ですから不思議に思って近付いてみると、どうやら撮影所の敷地内にいらっしゃる(?)無縁仏の供養塔の様なんです。こんな物が建ててあるくらいなんだから、ホントにいらっしゃるんだと思いました。
撮影所に限らず学校等でも「此所は昔墓地でね・・・」と言う話を良く聞きますよね。「まさかそんなに都合良く、墓地の上に幾つもの学校が建つ物なのかねえ?」と疑問に思っていたら、これって満更テンプラ(いい加減)な話でも無いらしいんですよ。
学校を建てるのには広い土地が必要です。学校が出来始めた明治の始めには廃仏棄釈運動と言う事が起きていて、お寺が沢山潰されているんです。その跡地に学校が建てられたと言うケースは全国各地に結構有るらしいんですよ。
確かに映画も明治の末頃には作り始められた筈ですから、もしかしたらお寺の跡地に建てられた撮影所も有ったかもしれません。なんせ京都は今でもお寺がいっぱいありますもん。
聞く所では京都映画にいらっしゃるお一人は(2〜3人いらっしゃるとか)白いセーターを着た方だとか・・・。 |
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